政府系金融機関が株式会社に
ココログの定期メンテナンスがあったので更新が遅れました。なんとか今日中にアップできて良かったです。
7日付けの日経新聞によると、政府系金融機関が株式会社になるようですね。
中小企業金融公庫、国民生活金融公庫などを統合して、国が全額出資する株式会社を発足させるという。
赤字補填のための財政支援はしないなど、独立採算性を明確にすることなどをうたってはいるが、結局国が全額出資するのであればほとんど国の機関と同じこと。それでいて株式会社とすることでなお一層の競争をあおっている図式となり、民間金融機関からの反発も当然であろう。
商工会の経営指導員時代は、特に国民生活金融公庫に大変お世話になった。国民生活金融公庫といえば、「マル経制度」(小企業等経営改善貸付)が有名。従業員20人以内の小企業等で、商工会や商工会議所の推薦があれば、無担保・無保証人で1,000万円(別枠含む)まで貸付することができる。
実際の実務は、経営指導員が調査し、経営改善のために必要であることや資金使途について、そして返済可能性について問題ないと太鼓判を押すと融資される仕組みだ。この制度は大変素晴らしい制度なので、要件に当てはまる企業はぜひ利用してほしい。この制度のみの継続的な借り換えで運転資金を回している例もある。
約定どおりの返済をきちんと行うことが信用につながる。特に国民生活金融公庫は返済さえきちんと行っていれば多少経営の状態が悪くとも貸してくれることが多い。なぜなら「その人」に融資しているという姿勢だからだ。
近年は、延滞率や事故率(返済不能)が上昇傾向にあり、マル経制度の是非が問われている。今回の統合、株式会社化でこの制度がどうなるのか。昨年の話になるが、私が商工会の経営指導員時代に、中小企業庁から内々に電話が入った。マル経制度の現場の実態を教えてほしいという内容である。そのときにどんなことを話したかは内々の話なので公表できないが、最後に「この制度は残してほしい」ということは伝えた。
さてさて、どんな動きがあるのか。じっくりと見守っていきたい。
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