« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

やっぱり大型投資は慎重に。でもやりたいものはやりたいんだよね

数年前にグングン伸びていた企業がある。経営者夫婦にもやる気がみなぎっていた。

しかし・・・

電話があって、相談したいと。

話を聞いてみると取引先の企業の撤退に伴って、自社も撤退を余儀なくされたという。売上は激減。それだけならまだいいのだが、進出したときに大型の設備投資を行っていた。つまり多額の借金が残ってしまったのだ。

経営の場面は決断の連続だ。そのときそのときにどんな決断をするか。
特に大型の投資に絡むものは慎重な判断が必要だということは誰でも知っている。しかし、思いも寄らぬ良い話が舞い込んできたら・・・

つい、その話に乗ってしまった。
当然そのときはこんなことになろうとは思いもよらない。

やっぱり前兆はあったのだ。それも伝わっていたはず。
でも「やってみたい」という誘惑には勝てなかった。

結果、大きな負債を抱えて再度経営計画を練り直さなければならなくなった。しかも持参してきた利益計画ではとんでもない利益が出るような計画になっている。

ありえねぇ~

これじゃ、銀行や保証協会に持っていけないよ。再度検討し直し。

やるっきゃないね。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

経営革新計画のストーリーがやっとできあがった。ちょっと視点を変えるだけで良かったんだよね。

現在、下請製造業の経営革新計画の作成に取り組んでいるが、いまひとつ革新性に欠ける点を県から指摘されている。

「審査員が、おぉぉとうなるような、そんな革新性がないと・・・」
「”改善”レベルではダメなんです。”革新”でないと」

それはわかるんだけど、そこまで要求するか・・・

いま考えている経営革新のストーリー。

①今まで○○加工をやってきて、□□のノウハウがある
②そのノウハウを活かした、☆☆という加工方法を考案
③この☆☆を他の△△加工にも応用。
④△△加工の従来方法だとこうなるが、☆☆を使うとこうなる。
⑤この☆☆をノウハウ化し他の製品にも流用。汎用性を高める
⑥この技術を活かして新たな市場を開拓。売上、利益の増加

しかし、従来行ってきた○○加工と、応用する△△加工との違いを明確にするのに四苦八苦。加工方法を変えるといっても、加工する機械の種類が違うということだけだ。明らかにコストダウンが目的なのだが、コストの面だけでは新規性、革新性を主張できない。

う~ん、困った・・・

と考えていると、

そうか。前提条件を変えればいいんだ!

とひらめいた。

つまり、今の今まで①の「○○加工」を前提としてきたがそうじゃなくて、新たな取り組みとなる△△加工について、従来はどうしていたのか、どんな方法で行ってきたのかということにすればいい。

そうすると、○○加工との違いや、そこで得た☆☆というノウハウについて説明する必要はなくなる。単に△△加工の新たな取り組みとして説明したほうがストーリーがビシッと決まる。

こんな簡単なことになぜ気づかなかったのか。
やっと霧が晴れました。

なんのこっちゃ。と思われたかもしれませんね。(^^;
ひとりごとの世界ですいません。

よし、これで来月の経営革新審査会までに間に合うぞ。
明日から気合を入れて資料づくりをしなくちゃ。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

体験することの大切さを学びました

今日は昨日とは打って変わって雨模様。
体育館が使用できないため、学童野球の練習もなく息子も暇をもてあましている。娘も「どこかに連れてって~」とせがむ。しまいにはカミサンまで「久しぶりに皆が休みだからどこか行こうか」と切り出してきた。

そういえば、年明けから土日をまともに休んだことがなく、丸一日休みとなるのは久しぶりだ。どこか遊びに行こうにも雨だし室内の場所に限られてしまう。

皆で考えた末、福井県のエンゼルランドふくいに決定。決まったらいざ出陣とばかりに一路福井県に向かって車を走らせる。国道でのんびり走ったせいもあって2時間弱かかって目的地に到着。

ここは、屋内の施設が充実していて大人も子どもも楽しめる。しかも県の施設だからほとんどお金がかからない。石川県にもぜひこんな施設が欲しい。

エンゼルランドふくいは科学、宇宙、自然の体験型施設である。それぞれの体験ゾーンで思い思いに過ごすことができる。




おっ!

s-DSC00151

息子が反射神経を試すブースに黙々と取り組んでいる。得点やいかに!

おやっ

s-DSC00150

宇宙服ですか!?

中に人が入れるようです。

さらに進むと・・・

えっ!こ、これは・・・

s-DSC00152


なんか自分が小人になってしまったような世界が広がっています。
原っぱを再現しているようです。しかも皆スケールがデカイ!

ひぇ~っ

s-DSC00153

なんなんだこれは!

し、しかも、今動きましたよっ!
たしかに前足が動いたような・・・、うわっ、首まで動きやがった。リアルすぎる・・・。

ほかにも巨大な昆虫達に出迎えられてカミサンは失神寸前。子ども達もワーキャー言ってはしゃいでいました。

他にもいろんな仕掛けがいっぱい。
勉強と遊び両方が一度に楽しめるこんな施設は大歓迎。これからを担う子ども達にもっと学習の場、遊びの場、体を鍛える場があってもいい。

最近、ニート(NEET)と呼ばれる若者が増えているが、はっきり言って親の責任だ。子どもに苦労をさせたくないと甘やかしたつけが回ってきているような気がする。

「うちの子に限って」が一番危ないんだよね。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

男はやっぱり夢とロマンを追い続ける宿命なのだ

連日成長している経営者の方のお話を聞く機会があって、GUTSも感化されてきましたよ(^^;

昨日は、現在ラーメン店を2店舗経営されている38歳の社長さんの話。とにかくデッカイ夢を持っている。今は小さな店のオーナーだが、すでに頭の中では世界戦略を描いている。

失敗の連続から這い上がり、今はまだまだ成長過程に過ぎない。デッカイ夢に向かって、きちんと短期、中期、長期の事業プランが練られている。

いやぁ、刺激になりましたよ。
その勢いで昨日(実は今日ですが)家に帰ってきたのは3時を回っていました(^^;

s-DSC00146 それでも今日は朝早くから息子と野球の練習へ出かけ、一緒に汗を流しました。3ヶ月ぶりのグランドでの練習ということもあり、うれしくなって息子より走り回っていました。おかげで足や腰、肩が重たいです(--;

来週は練習試合。再来週は今シーズン最初の大会です。息子よりもワクワクしているパパでした(まわりのママさんたちからからかわれています)。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

企業向け融資に信用保証を付ける業務をノンバンクにも解禁

今月22日付けの日本経済新聞によると、金融庁は2006年度から銀行系のノンバンクに、金融機関の企業向け融資に信用保証を付ける業務を解禁するという。

大手銀行などがグループ内のノンバンクと協力し、零細企業や個人事業主などに融資しやすくするのが狙い。

信用保証は企業の倒産などで融資が焦げ付いた際に、肩代わりして返済する業務。現在企業向け融資を保証できるのは、国が認可した信用保証協会や銀行、独立系の消費者金融など一部に限られているが、これを拡大する予定。

信用保証協会は、90年代後半の金融不安対策として保証を増やした経緯がある。現在その反動で代位弁済も増え赤字拡大を招いている。そのため今は保証に慎重な姿勢で臨んでいると感じる。

金融庁によると、金融機関による中小企業向け融資残高は約260兆円で、このうち公的保証(信用保証協会)の付いた融資は約30兆円。このほかにノンバンクによる事業会社向け融資の残高が約36兆円あるという。

公的保証よりノンバンクによる融資残高のほうが多い。こう見ると中小企業金融の中でのノンバンクの役割も重要になってきているように感じる。しかもノンバンクの与信情報は銀行より進んでいるという。

信用保証協会も生き残り競争の真っ只中に放り出された格好だ。”公的”と名のつく機関の再編はこれからも続く。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今日、成長している企業の社長さんの話を聞く機会があったので、メモ感覚で書き留めておく

成功している経営者はすべて倫理観を持って経営している。これはライブドア事件でますますクローズアップされている。

運命は口ぐせで決まる。
「感謝」「ありがとう」を口ぐせに。

鏡の法則によって、自分の発した言葉は自分に返ってくる。良い言葉を相手にかければ良いことが、悪い言葉をかければ悪いことが自分に跳ね返ってくる。

会社を元気にしたければ、社内で元気のあるプラス思考の人間に仕事を任せる(店長等のポストに)抜擢する。年齢や経験は関係ない。

「辞めたい」と言い出すときは決まって、社内のコミュニケーションに問題がある。

経営者の仕事は、社員のベクトルを合わせることである。

男の美学、ロマンを追及している。

特に最後の言葉は心に響きました。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

経営革新支援の案件が増えそう。うれしいがちょっと大変・・・

今日、設備投資にかかる資金調達の件で電話で相談があった。

話を聞いていると受注が拡大しているという。何が受注拡大の要因なのかを探るため、いくつかの質問をしながらじっくり話を聞いてみると・・・

ビンゴ!

新たな取り組みをしようとしているとのこと。
またまた質問で掘り下げていく。

おっ、こ、これは・・・

経営革新計画のテーブルに乗せることができるかも(^^♪

でも、まだ明確にいける!という確信はない。
明日、社長さんと専務さんに話を聞きながらアイデア出しを行う予定だ。良いアイデアが出てくるといいな。

せっかくの新たな取り組みだ。うまく経営革新計画の申請まで結び付けられればいいなぁ。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

零細企業には資金が回らない?

木村 剛氏のゴーログによると、中小企業向けの融資はふんだんに出ているような印象を受けるが、実はそれは中堅企業の話。従業員10人以下の零細企業は国民生活金融公庫とノンバンクしか相手にしてくれないと書いている。

たしかに。

「でも、ウチは銀行から融資を受けたよ」

うん、でも信用保証協会付きだよね(^^;
なので銀行側にはリスクはない。信用保証協会付きで融資が出ている以上、銀行からの信頼は限りなく薄いことを認識しておくべきだ。

「信用保証協会が保証承諾してくれれば融資できます」

って、そんなの当たり前じゃないの。
現場を見に来ない支店長がいることもびっくリだ。どうやって融資決済をしているのだろうか。

資金は企業の血液だ。特に零細企業は過小資本ゆえに売上を上げるにも資金が必要になる。また、中小零細企業は、企業と経営者が密接な関係(借入の際は経営者の個人保証が求められる)にあるので、企業が破たんすると個人の生活も破たんしてしまう。

政府系金融機関の統廃合、信用保証協会の保証料の弾力的運用及び審査の厳格化等、中小零細企業への資金供給に大きな影響を与える変革が行われようとしている。

これからは零細企業といえども、しっかりとした経営計画と資金計画、計画に基づく行動力が要求される。そして結果だ。たぶんプロセスは評価されない。結果を出すことが要求されるだろう。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

経営革新計画作成中。新たな投資が必要なのだが信用保証協会のほうが・・・

いま、製造業の経営革新計画の申請書類、添付書類を作成している。下請企業なのだが「新たな生産方法」での認定が取得できそうな感じ。

他社ではマネのできない方法で生産しており、コストパフォーマンスに優れ、同業他者と比較して圧倒的な価格競争力を有している。

というストーリーを描いている(^^;

来月の審査会のテーブルに乗せるために明日までに一度書類を提出(メールで)しなくていけない。結局何度か県とやり取りする必要があるので、早めに提出してほしいと言われている。最終的には今月中に完成させる段取りだ。

今日も日中は申請企業の社長と事業計画、投資計画を詰めていた。
その中で、資金調達する際には必ず信用保証協会が絡んでくるのは間違いないので、一度当企業の保証状況の確認と、投資にかかる資金調達について相談するため信用保証協会に出かけた。実はちょっと引っかかることがあったからだ。

案の定、信用保証協会の担当者は痛いところをついてきた。簡単に言うと前回の設備投資からまだ数ヶ月しか経っておらず、そのとき銀行から提出された資料に今回の投資計画は全く触れられていないということ。
信用保証協会にしてみたら寝耳に水という感じで、それでは話が違うということらしい。

こりゃ弱った・・・

どこの金融機関を通して実行するかによっても大きく状況が変わってしまう。結局信用保証協会にしてみたら、どこの金融機関から保証申し込みが来ても、経緯説明と事業計画の変更理由を問うてくる。

当然前回の設備投資の経緯がわからない金融機関では対応が困難になる。必然的に前回の投資時に資金調達した金融機関が中心になることは確実だ。あとは1本にするか協調融資のカタチをとるか・・・

明日社長から返事がもらえることになっている。その返事を聞いて金融機関と交渉しなくてはいけない。

とりあえず、いまは経営革新計画の書類を作成しなければ。
さぁ、あともう少しがんばるぞ!

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (7) | トラックバック (0)

少年野球チームの卒団式。もうハンカチが手放せません

s-DSC00145今回のエントリーは、日付が変わった次の日の朝になってしまいました(^^;

というのも、息子が所属する少年野球チームの卒団式があり、またもや飲みすぎてしまったというのがその原因。最近飲み過ぎると次の日もつらい年になったみたい(--;

この卒団式には昨年から参加しているのですが、いつも片手にビール、もう片方の手にハンカチが定番スタイル。

ビデオ上映では、保護者の中に地方のテレビ局クルーがいますのでとても素晴らしいものとなりました。涙あり、笑いありの15分間、さすがです。

その後、6年生それぞれの選手に対して送る言葉を読み上げます。監督、コーチ、保護者の書いたものを送る側の5年生の母親が代読するのですが、もうここでハンカチが手放せなくなってしまいます。

最後に、6年生選手それぞれが野球について、監督、コーチ、保護者、下級生に向けた作文を読んでいきます。中には、感極まって全く作文を読むことができない選手もおり、ますます目頭が熱くなります。

ウチの息子もあと2年後にはこんなときがくるんだなぁ。どんなことを書いてくれるんだろう。
良い成績を残してくれることに越したことはないのですが、仲間と一緒に過ごした4年間を大切にしてほしいですね。そう考えるともう折り返し地点。新背番号の付与も行われ、息子は「1」をもらってきました。期待も大きいと思いますが、エースナンバーに恥じない投球をしてほしいと願うパパです。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今話題の東横インに泊まってみました。社長さんは○○を体験してたんですね

今日は、金沢に戻ってから、飲食店のFCに加盟している知人からの相談があって夜に出かけなくてはいけない。なので、朝ホテルを出るわずかな時間にこの記事を書いている。投稿時間は今日いっぱいの時間に設定しておく。

今回は、どもども遠田さんのご要望にお応えして東横インホテルレポートを簡単に。

私が泊まった丸の内には施設の改善勧告はないようだ。しかし、フロントカウンターの上、エレベーターの中などに一連の騒動の「お詫び」が貼られてあった。

s-DSC00143 面白いと思ったのは、客室に置いてある様々なパンフレットの中に「内観」があったこと。「内観」とは簡単に言うと、本当の自分を知るために行う、一種の修行みたいなもの(すいません。上手く表現できません)。西田社長さんは内観を体験されているんですね。

ふと、著書を手にとってパラパラと中を見てみると、


やっぱり「内観」の本だ

s-DSC00144 そのまま本棚に戻したのは言うまでもない。
決して内観を否定しているわけではありません。念のため(^^;

私がいろんな企業で注目しているのは、トップの理念や考えが、どれだけ社員に浸透し、行動に移されているかということ
どれだけトップが素晴らしくても、実際に現場でお客様と接する社員が理解し、実践していなければ全く意味がない。

社員が理解し、実践できるようにするためには、わかりやすく、具体的な表現にしなくてはいけない。事務所やお店では、よくスローガンや心構えといったことが掲示してあるが、実際そのとおり社員が、店員が行動しているかというと、ちょっと疑問が残るケースが多い。

あなたの会社は大丈夫?

s-DSC00142 ちなみに、インターネットで予約するとちょっとしたプレゼントがある。いくつかの中から選べるようになっていて、いつもは靴下なのだが、今回はこんなものを選んでみた。

おっと、これから朝食(おにぎり、味噌汁、コーヒーのサービスがある)を食べて出かけなくては。急げ~!

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (3) | トラックバック (1)

説明会という名の棒読み会。ただただ苦痛なだけ

s-DSC00141 今日は先週に引き続き名古屋に来ている。今回は商工会の出張で、中経済産業局主催の「街づくり3法の改正」説明会に参加。

しっかし、さすが行政マンは違う。延々とただひたすら資料を読むだけ(^^;
おかげで途中の話を聞きそびれてしまった(爆睡中)。よくもまあ淡々と2時間あまり読むことができるものだ。しかもお風邪を召しているらしく時々咳き込む。

「隣の職員と代われ!」

今回の改正街づくり3法の特徴は、
・大型店が出店できない地域を決めることができる
・シャッター店と化している店主にアメをぶら下げて移転を促す
・コンパクトな都市化を目指す
といったことかな。

話を聞いていて、ある意味人口10万~15万人以上の都市部の開発を想定しているような気がした。この施策で中心部に大型店を呼び戻せるのか!?

宿泊ホテルは今話題の「東横イン丸の内」。
「丸の内」はビジネス街なので、週末は割引セールを実施しているので、週末で名古屋のときはいつも決まってここに泊まっている。

しかし、あれだけ社長の失態が話題になっているのに、部屋には社長の著書が置いてある(写真)。

「家族・仕事のために自分を知ろう」

まずは、社長が自分自身を知って下さい、って感じだよね。
さすがに宿泊客は少ない様子。でも朝食付き、インターネット環境付はとっても魅力。

都会の寒さは北陸の寒さと質が違いますね。都会はビル風が冷たい。とっても身にしみます。金沢を朝出てくるときは雪が降っていましたがそんなに寒く感じませんでした。

明日は知人に会ってから帰ります。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (1) | トラックバック (0)

創業したいという方が相談にみえた。どことなく様子がおかしい。何かに怒っているようだ。

住宅関連業種で創業しようとしているT氏。
私のところに来る前に創業資金の相談をしに政府系金融機関の窓口に行ったらしい。

「自己資金はどれだけ持っているんですか?」
「自己資金無しで創業しようなんて無茶ですよ」
「とにかく自己資金を作って下さい」
「今度来るときには預金通帳を見せて下さい。でも一度にドンと入っているお金はダメですよ。見せ金かもしれませんからね。ちゃんとコツコツ貯めたということがわかるようにして置いて下さい」

要は断られているんですね。

はっきり言って融資する気がないんですよ。だから自己資金にかこつけて遠まわしに断っている。

まぁ、T氏が創業しようとしている業種は、隙間商売で手間賃を稼ぐたぐいのもので商いは小さいものだ。担当者もやる気が出ないのもわかる。しかし、もう少し対応の仕方があるでしょうに・・・。

T氏には、

・担当者によっては対応が違うこと
・担当者の経験が浅いのかも
・マニュアルどおりに対応したのでは?
・忙しくてタイミングが悪かったのかも

といったことを伝え、少しフォローをしておいた。たぶん創業資金はお世話になると思ったので。また、T氏がやろうとしている事業が隙間商売なだけに、

・どれだけの需要があるのか
・単価はどれくらいなのか
・かかる経費はどれくらいなのか
・従事している人はどれだけいるのか

といったことを簡単でいいからまとめておいたほうがいいということを伝えた。

私に話をすることで、少し気が晴れてくれたかな。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

経営革新計画を作成する。革新性を訴えるストーリーづくりに四苦八苦

経営革新計画の申請書類を作成した。大まかなストーリーと利益計画、投資計画と返済計画を検討。

中でも、革新性を訴えるストーリーづくりに結構時間がかかってしまった。肝の部分だけにここの訴求力が重要なので、丁寧に文章を作り上げた(つもり)。

石川県では、「革新性」と「市場性」を重視するので、この2つを外すと審査会に通らない。特に革新性は同じものが存在しないことが条件だけに、似たようなものがあると思われるとそこでアウト。

市場性を重視するのは、経営革新計画の認定企業が倒れてもらっては困るという理由からだ。経営革新する目的はあくまで企業の成長発展の足がかりとなることが前提だからね。当たり前と言っちゃあ当たり前の話だ。

メーカーが自社でオリジナル商品を開発する場合は、比較的革新性は得られやすいが、今度は市場性、つまりどのチャネルでどのように販売していくのか、売上の根拠を示さないといけない。

下請製造業、卸売業など自社で商品開発できない場合はちょっと厄介だ。以前のようにITだ、ISOだという流行の手法を導入するだけで革新性が認められた時代とは違って、一つのことだけではなかなか他社と差別化できる要素にはなりにくい。

結局、複数の要素を組み合わせて差別化を図ることになる。これは何度も検討しながら、たまにはお酒を飲みながら、あれこれ話しているうちに形になってくる。

「おっ、これいいね。じゃあ経営革新の認定をもらおう」

なんて簡単にはいかないのが実情。

「そこから、もう一ひねり」

あきらめずに考え抜くことでアイデアが生まれる。
今回はビジュアルで革新性を説明しなくてはいけない。図式を描くだけで時間がかかりそう・・・

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

設備投資決定!さてどこの金融機関を使えばいいの?

好調を維持し、今後もまだまだ伸びることが予想されている企業がある。現在の工場では手狭になったので工場の移転を考えている。ちょうどいい物件も見つかった。条件もいい。あとは資金調達方法だ。

不動産屋は自分の付き合いのある○○信金を使ってくれと言ってくる。その金融機関お支店長の話を聞くと、すでに支援体制がバッチリ組まれていた。今後の計画も含めた資金面でのバックアップ体制は万全だ。しかも情熱的アプローチでグイグイ攻め込んでくる。

物件は欲しい。この前メインバンクの○○銀行に話をしたときは時期尚早だと一蹴されている。このまま金融機関を乗り換えて融資してもらったほうがいいのだろうか・・・
社長は悩んでいた。

─ いま何が問題になっているんですか?

「物件は欲しいが、どこの金融機関から融資を受けたらいいのかが悩みなんです」

─ 社長の中で、付き合う金融機関を決めるポイントは何ですか?

「やっぱりどれだけの支援をしてくれるのか、ということでしょうか」

─ もう少し詳しく教えてもらってもいいですか?

(話が長いので中略)

─ それを実行してくれるのはどこの金融機関だと思いますか?

「○○信金・・・かな。でも○○銀行はどうしようか・・・」

─ じゃあ、提案させてもらいますね。いま社長が考えている事業計画をきちんと絵にして、同時に利益計画も作成しましょう。まず、その計画を持って○○銀行に設備投資のことを話してみませんか?それで、○○銀行がどう出てくるか。それで判断しませんか?

「そうですね。やってみます」

さて、また忙しくなってきたぞ。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お店を大きくしようとしたときに考える最悪のシナリオは

s-DSC00116ありがたいことにお客様が増えてきて、今の店じゃ手狭になってきた。駐車場も狭く、もっと大きなお店、駐車場があればもっと売上が上がるのに・・・

なんて考えている社長がいる。

たしかにお店の中はお客様でごった返している。駐車場も狭く危なっかしい。これだけの活気があればお店を大きくしたくなる気持ちもわからないではない。

しかし、ただ単純にお店を大きくすればいいのだろうか?

まずは場所だ。
現在の土地ではこれ以上広げられないとすれば、別の場所に候補地を探さないといけない。土地は借りるのか購入するのかを考える。今は借りるほうがベターだが、現実には購入することになるかもしれない。

そして店舗だ。
簡単な造りでいいといいつつも、あれやこれやで大概建設費は当初予算を上回るものだ。これは不思議と多く見積もってもさらにそれを上回ることが多い。

よし、これで店舗が完成した。さあ開店だ。
とはならない。

まず在庫だ。今までの倍のお店を建てれば単純に在庫も倍以上になる。そして人の問題。当然お店が広くなって在庫が増えた分、それを管理する、販売する人員を増やさなくてはいけない。

ここまで準備してやっと開店の日を迎える。開店当初はものめずらしさでお客様が続々来店する。

よしよし、上々の滑り出しだ。
当然その客数がピーク時の客数になる。平常に戻ると徐々に客数は落ち着いてくる。

するととたんにお店の中の活気がなくなったように感じる。妙に閑散とした雰囲気が漂い始め、お客よりも店員のほうが目立ち始める。

お客様もその辺は敏感で「あら、あまりお客がいないわね」となる。実は以前のお店よりもお客様が入っているにも関わらずである。

そのうち設備投資と在庫、人件費の負担が重くのしかかる。やがて資金繰りがきつくなって・・・

お店や工場を大きくするということは、このようなリスクを抱えることをしっかり認識していないといけない。なので、拡大するときは慎重にしなくてはいけない。その逆に、縮小するときは大胆に行う。中途半端だと効果が半減するからだ。

充分な客数、受注量を確保できる見込みがたたないとき、大きくすることは避けた方がいい。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日付のない夢なんてゴールが見えないマラソンを走っているようなもの

今日は友人とランチをしながら自分達の今後のことについて話し合った。

「いつまでに何を成し遂げたいのか」(夢に日付を入れる)
「そのために何をするのか」(戦略を立てる)
「何で実践するのか」(戦術を立てる)
「何からやるのか」(優先順位をつける)

すべては「いつまでに」やるかを決めないと前に進めない。
日付のないものはすべて空論の世界でしかない。

しかし、日付を入れるととたんに現実味を帯びてくる。
夢が目標(ゴール)に変わる瞬間だ。

あとはゴールめがけて進むのみ。
まずは、第一チェックポイントまで進もう。

何をするのかって?
進展があったらご報告させていただきます。

カゼで鼻水と咳が止まりません。頭もボーッ。
頭が熱いのはわかるのですが、熱を測って体温を見たとたんダウンしそうなので、測らずにとりあえず寝ます。

明日もガンバ~。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (2) | トラックバック (0)

本屋で手に取る本はその人の今を映す鏡かもしれない

s-kamsaご縁をいただいている朴さんのブログに興味深いことが書かれてあった。

最近は、本を見ずにお客さんを見ていると楽しいです。

決してストーカーではありませんよ。

お客さんが手にとって眺めているのが面白いのです。とりわけ経営書のコーナーには大抵数名の人がいます。経営本といっても分野はたくさんあります。啓発系のコーナーばかりの本を次々に手にとる人。ノウハウ系の本を一所懸命に読みふけっている人。実に様々です。不思議に若いビジネスマンは見かけませんね。中小企業の経営者風の方が流石に多い。

これって自分の関心ごとの情報を発信してることではないか!?

ある意味、弱点にもなりうる....。

そう、本は趣向性の強い商品の代表選手である。当然関心のある本しか読まない。私は園芸や手芸の本は読まない。関心がないからだ。でも仕事柄、経営や人材マネジメント、マーケティング関連の本はよく立ち読みしている。まずは知識を増やさなければいけないと考えているからだ。

しかし、よくよく考えてみると、その本に書かれているとことを知りたいと思っていることになる。

私はこの本に書かれていることに興味津々なんです!

とPRしているようなもの。
資金繰りに関する本を手に取っていると、資金繰りに苦労しているんだろうな。営業に関する本を手に取っていると、営業成績が悪いんだろうな。コストダウンに関する本を手に取っていると、コストダウンに悩んでいるんだろうな。といった感じ・・・

そりゃそうだよね。うまくいってるんだったらわざわざそんな本を読まないからね。どうすればいいのかわからないから読むんだよね。
社長室や応接室の本棚、大丈夫ですか?

弱点をさらけ出しているかも。

これから立ち読みするときは気をつけなきゃ。

こわいこわい。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (2) | トラックバック (0)

人の縁は大切にしたいですね。縁が縁を呼んでやがてそれが円になる

すでに日付が変わってしまっている(^^;

今日は、以前にご縁のあった方が主催するセミナーに参加した。ある意味商売の普遍的なことをお話されていたが、一つだけ心の中に留めておいたことがある。

「売上はつくることができるか?」

講師の方がこのように質問してきた。

売上?う~ん・・・このように質問しているって事は、たぶんできないと言いたいんだろうな。なんて質問の趣旨とは違う答え方を考えていた。

案の定、「できない」という回答。つまりこうだ。

売上は”結果”でしかない。お客様が買い上げてくれて始めて売上になる。この視点を忘れてはならない。そうすると、「売上を達成するぞ!」という勇ましい掛け声は意味のないことになる。

どうせ言うなら

「お客様にどんどん買っていただくぞ!」

というほうが正しい。
そうすると、買っていただくために何をするのか、どんな価値を与えて喜んでもらえばいいのかという考えになる。

それが「売上をあげるぞ」となると、とたんに「売る」という自分本位の考えに陥ってしまう。お客が損して、私が儲ける的な発想だ。お客様の立場に立つと「買う」という行為になる。そしてお客様は買ってからが始まりである。

講師の話を聴きながら、こんな風に考えを巡らせていた。

セミナー終了後、今度は友人と会ってお酒と会話を楽しんだ。久しぶりに会うので、お互いの近況等を話しているうちに、どんどんやる気がみなぎってくるのがわかる。

「付き合う人間を考えなくてはいけない」
とはよく言ったものだ。プラスのエネルギーを発している人はやっぱり違う。最近は人相からその人の状況をある程度判断できるようになったので、その友人の顔つきを見るとわかる。「充実しているな」と。

そんな友人に、たくさんのやる気と勇気をもらった。感謝です。
明日は、また熱い情熱を持った方と会うことになっている。これ以上燃えたらどうしよう・・・

かなり酔いが回っているのでこの辺で。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (2) | トラックバック (1)

コンサルタントを使っても成果があがらない

一昨日のエントリー会議という名の一方的なお説教。これで社員はやる気をなくすで、たかしさんから下記のコメントをいただきましたので、それにお答えしたいと思います。

ここでの外部の人とは、どのような人なのでしょうか?当社でも外部の人を取り入れることがあるのですが、コンサルタントの人で、これまたその人の考えを押し付けられている感じがするのですが。

■私の見解

外部の人材ですが、簡単にいうと社外の人材ということです(当たり前すぎる)。俗にいうコンサルタント、ファシリテーターといった部類の方々を指しています。

コンサルタントと言われる方々は、得てして自分の主張を通そうとする傾向にあることも確かです。コンサルタントは「助言サービス業」なので、アドバイス、つまり持論を展開しないと価値がないと思い込んでいるコンサルタントが多いというのがその要因だと思います。

しかし、近年では「コーチング」や「ファシリテーション」という、”相手の考えを引き出す”という考え方を根底に展開するスキルも出てきており、このスキルを有するコンサルタントもいると思います。

要は、コンサルタントを使うときは使う目的をはっきりさせるということです。目的を明確にしないまま、コンサルタントに仕事を依頼すれば、おのずとコンサルタントのペースに流されてしまいます。

実は、コンサルタントを使っても成果が上がらないという場合、前述のように、依頼する側に問題があるケースもあるんですよね。結局コンサルタント任せになって、挙句の果てにはコンサルタントが悪いから経営がうまくいかないと言い出す始末。あくまでコンサルタントは「助言サービス」であるということを認識しなくていけません。経営は、当然経営者が行っているもので、経営がうまくいかないのは明らかに経営者の責任です。

ただ、コンサルタント側にも問題はあります。
「助言サービス」ということで、とにかく難解な用語、新しい用語やハウツーを並び立てて、いかにも私はこんな難しいことも知っています、こんな新しい手法を知っています、とまくし立てる方もいます。

なので、自社のレベルを考慮し、どの程度のサポートが必要なのかを明確にしておかないと、多くのお金を使ったわりに残ったのものは分厚いマニュアルや難解な資料だけ、という無残な結果になるとも限りません。

とにかく使う目的を明確にし、それに合ったコンサルタント(相性もある)を選ぶことが大切だと思います。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (2) | トラックバック (0)

経営革新計画申請のテーブルに上がりそう。あとはストーリーづくりだね

s-DSC00132 今日伺った鉄工業(鈑金加工業)T社はアイデア勝負で見事にコストダウンを図っている。

コストダウンと一口に言っても、直接お金に絡む加工費だけではなく、リードタイムを縮めることで短納期も実現している。しかも同業他社ではマネできない方法で。

その秘密は・・・

すべてを明かすわけにはいきませんのでちょっとだけ。

とにかく工夫をしているということ。メーカーからの図面を見て、この加工を行うにはどうしたらいいかを自社の技術のみで考える。つくれる金型、治具は自社で製作してしまう。

実はこの金型、治具に秘密があったんですねぇ。
ただの金型や治具じゃあないんです。これが圧倒的なコストパフォーマンスにつながっている。しかも十数年のノウハウの結晶だって言うからすごい。

そりゃあマネできませんて。

これから社長と経営革新計画申請に向けてストーリーづくりと利益計画、投資計画を詰めていきます。こういう仕事は実に楽しいですね。

社長の話を聞いて、

仕事は与えられるものではなくて、自ら創り出すものだ

という言葉を思い出しました。

何枚も写真を撮ったのに、携帯だったのでブレまくり。まともなのはこれ1枚のみでした(^^;

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

会議という名の一方的なお説教。これで社員はやる気をなくす

「ウチは定期的に会議を開いてコミュニケーションをとっている」

と得意気に話す社長さん。

でも実態は・・・

会議という名のお説教タ~イム!

社員は皆苦痛で仕方ない。

「まだ終わんねぇのかなぁ。今日のデートはどこ行こうかなぁ」

てな感じです。

会議で社員の声を聞こうとしているがうまくいかない。そりゃあそうですよ。社長に面と向かって意見が言えるような風土じゃないんだから。

しかも意見を言ったら、

「そりゃあ後耳基地命価値基地化に基地名」

おっと、失礼。「カナ入力」で変換してしまった。中国語みたいになってしまいましたね(^^;

もとい。「ローマ字入力」に直して・・・

「そりゃあ考え方が違う。そうじゃなくて・・・」

とせっかくの声を台無しにしてしまう。これじゃ意見を言えなくなってしまいますよね。ますますやる気が失せてしまう。

中小企業、特に小企業ではよくある話です。
そんなときは、「外部の人間を入れましょう」と提案している。会議をうまくマネジメントしてくれる人間です。

社長の一方的なお説教にならないように、その日の会議のテーマを決め、会議のゴール(何を決めるのか、どこまで進めるのか等々)を決め、進行していく。そして会議に参加しているメンバーの意見をうまく引き出していく。もちろん社長の考えや方向性は事前に聞いておき、それに対する何らかの成果が出るように会議をマネジメントしていく。

こんな人材を投入する。いわゆるファシリテーターという役割だ。コーチングの複数版みたいな感じ。コーチングはマンツーマンで行うが、相手が複数になるとファシリテーションとなる。

私もいくつかの会社の会議にファシリテーター(とは実際に言ってないが)として参加していますが、いつも感じるのは、どうしても社長が一方的にしゃべろうとしてしまうこと。事前に打ち合わせをしていても、その場になるとつい口を出してしまう。話したい気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえて、社員の声を聞いてほしいなぁ。

ランキングに1票よろしくお願いしますbanner_03

| | コメント (3) | トラックバック (0)

信用保証料の弾力化始まる!中小企業にとっては実質金利引き上げ!?

sinyo 今年4月から、信用保証協会が保証する際の保証料を弾力化することが決まった。平たく言えば、企業の経営事情(財務状況)に合わせて保証料に格差をつけるというものだ。

この制度は中小企業信用保険法で規定されている。簡単に言えば、融資の際に信用保証協会の保証を受けておけば、企業が債務不履行(返済不能)となったとき、信用保証協会が銀行に全額補填する(代位弁済という)仕組みである。このとき、信用保証協会も中小企業金融公庫の保険部門から6割程度の補填がある。

結局は国のお金を右から左へ動かしているようなものだが、企業の債務不履行が続くと、当然信用保証協会も自己負担が増え自身の経営も厳しくなる。自己防衛せざるを得ない状況になっているということだろう。

しかし、この制度改正は中小企業にしてみたら非常に痛い。
現在、ゼロ金利政策で借入金利は低金利に抑えられているが、実際は信用保証協会を付ける場合がほとんどで、制度融資を借り入れた場合でも、保証料と併せて実質金利が4%くらいにまで跳ね上がってしまう企業も出てくる。

あくまでも中小企業金融施策の一つなのだから、もう少し中小企業の立場で考えてほしいと思うのだが・・・

とにかく自己防衛を図るしかなさそうだ。


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

極寒の中の冬のフェスティバル。でも雪があって良かったよ

DSC00106 今日は、娘のお付き合い。
「冬のフェスティバル」という地域の子ども会の行事に出かけた。
2,3日前まで雪もなく、当日雪がなかったらどうするんだろう、と思っていたが、とんだ取り越し苦労に終わった。


DSC00109日中でも氷点下になるほどの気温で、きれいなパウダースノーに覆われた。しかも今日はいい天気。冬のフェスティバルには絶好の日となった。

娘も大はしゃぎで、巨大滑り台やアイスクリームづくり、室内でのバルーンアートなどに夢中。


DSC00112 この作品は私がつくりました。ちなみにこれはウサギです。ハートの飾りをつけてみました。可愛いでしょ。娘も大喜びです。

なに似合わねぇことやってんだ。
という声も聞こえてきそうですが、私自身も初挑戦でした。手先の器用なほうじゃないので、本当はこんな作業は好きではありません。案の定、割った風船は全部で5つ。

割るたびに娘が「あ~ぁ、また割った・・・」

とポツリ。結構こたえますね(^^;
でも久しぶりに娘と過ごせて良かったです。

子ども会のお世話をして下さった保護者の皆さんは前日の夜遅くまで準備をされていたようです。本当におつかれさまでした。おかげで久しぶりに娘と楽しく過ごすことができました。感謝です。

さぁ、明日からまたがんばるぞーっ!


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

集団と組織、さて商工会はどちらでしょう

商工会は「商工会法」(S35.5.20)に基づいて都道府県知事の認可によって設立された公益法人であり、「その地区内における商工業の総合的な改善発達を図り、あわせて社会一般の福祉の増進に資すること」(商工会法第3条)を目的としている。

なんとも広大な目的である。
要は「何でもやれ」と言っている。
こうなるとどうしても力が分散してしまい、結局何も成し遂げられなかったということになりかねない。

私は、この目的の中でも、今は

「地区内における商工業の総合的な改善発達を図る」

ことに集中すべきだと主張している。
地域発展のために商工業者の果たす役割は大きいと考えているので、まずは、商工業者自身の経営が安定することが先決だということである。改善すべきところは改善し、伸ばすところは伸ばすといった経営支援に重点を置く。

あわせて、後継者不足などで市場からやむなく退場する企業が後を絶たない現状では、地域での起業促進にも力を注がなくてはいけない。これだけでも大変な仕事になる。

でも何に集中するかはもしかしたら地域によって違うのかもしれない。商工会と一口に言っても地域によって考え方がバラバラでなんの統一感もない。面白い組織である。

ちょっとここで、「集団」と「組織」について調べてみた。

集団:なんらかの相互関係によって結ばれている人々の集まり。

組織:一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団。

さて、商工会は組織?それとも集団?

もしかして実質は単なる集団なのかも


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一体何を頼りに仕事すればいいの?ここまで縦割りだと機能しないよ

制度融資でまた問題が発生。

「建築一式工事」の解釈で県と信用保証協会の見解が違う
なんでこんなことになるんだ?

ことの発端は、従来は工賃仕事で請け負っていた建築業者が、たまたま親類からリフォーム工事を依頼されたこと。今まで工賃仕事だけだったから材料費や外注費といったお金のことは心配せずに仕事してきたが、リフォーム工事一式を受注するとなるとそんなわけにはいかない。受注金額も1000万円くらいになるという。当然運転資金を調達することになる。自己資金がなければ融資で調達するしかない。

ということで制度融資をお勧めしたが、ここで建設業許可の問題が浮上。法律上では、

1.工事1件の請負代金の額が建築工事一式にあっては1500万円又は延べ面積が150平方メートル以上の木造住宅工事
2.建築一式工事以外の建設工事にあっては500万円以上

これを超える工事を行うときには、県の建設業許可が必要となる。また、建設業許可における「一式工事」とは、

建設工事において、その構造の根幹となる部分を含む築造、改修等を行う工事であり、原則的には2以上の専門工事を有機的に組み合わせた工事のことをいいます。
 建設工事の例示により工事内容を確認し、工事の規模、複雑性から判断して個別の専門工事として施工することが困難であると認められる工事も一式工事に含まれます。
建築物の躯体(建物の構造)に変更が加えられるような規模の工事です。
リフォーム等の場合には、内装仕上工事業(木造建築物の場合には大工でも可)に該当する工事が多いようです。

とある。
今回のケースはリフォーム工事一式(当然元請になるので)という見解で県にも確認した。

なぜこんな面倒なことになっているのかというと、申込企業は許可を受けていないから。今までは工賃仕事だから許可が必要とされる請負金額を超えることはなかった。しかし今回たまたま越えてしまった。

しかも悪いことに、前回でも取り上げた「追認小口」という制度で融資が実行されている。つまりすでに融資は実行されている。保証は融資実行後に承認される仕組みなので担当者が書類を目にしたときはすでにお金は使われてしまっている。

請負工事高状況という資料も提出しているので、この工事だけ突出しているしているのは一目瞭然。信用保証協会はここを突いてきたわけだ。

「許可が必要です」

事務的な返事が返ってきた。つまり一式工事には当たらないというわけだ。信用保証協会では建物1件すべてを建てる場合のみ一式工事と認めるという。内規で決まっていると。

えっ?(・_・)
建設許可の内容を確認すると前述したように書いてあるじゃないかぁ。
じゃあその内規を教えてほしいというと、それはできないという返事。これじゃあ仕事ができないじゃない。これからますます既存の枠組みに当てはまらないケースが出てくると思うよ。

別にケンカしようってんじゃない。
とにかく言うとおりにするからどうすればいいのか教えてお願いm(_ _)m
最近多いんだよね。県と信用保証協会の見解が違うケース。ちゃんとコミュニケーション取れてるのかなぁ。

どこ向いて仕事してんのかねぇ


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

メチャうまっ!

DSC00094マスターのご好意で特上ロースが登場ぉぉっ!
もう旨すぎ。感謝です。

最後には、なんとマスター特製ケーキまで・・・
本当にお世話になりました。


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ブログ仲間と楽しい焼肉

DSC00093ブログ交流を目的に、根上の焼肉ハウスREEDさんに来てます。焼肉を食べに金沢から30キロ離れた焼肉店までやって来ました。マスターと一緒にカシャ!

ちなみにメンバーは、
左から酒屋、マスター、塗装屋畳屋です。


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (3) | トラックバック (1)

経営革新はそのタネがないと始まらない。でもこのタネを見つけるのがひと苦労

昨日は、感情のままに書きなぐってしまいましたが、一晩たって落ち着いて自分の文章を読んでみると、結構攻撃的な文章になっていることに気がつきました。

いくら直球勝負が信条でも、会議では相手の立場も考えてあげなくてはいけませんね。こちらが投げたビンボールを上手に避けてくれるバッターにならいいんですが、まともに当たってケガをしてしまうようなバッターにビンボールを投げてはいけませんね。こういうことを考えずついムキになって相手を攻めるような質問を繰り返し投げてしまいました。反省です・・・

そういえば昨日の朝、めざましテレビの星占いで昨日の運気が最悪なのは「さそり座」。私です。「相手の立場を考えて」という注意事項が入っていたのを思い出しました。いつも当たらないのにこんなときに限って当たるんじゃないっつーの!

今日、下請製造業の経営革新のタネを探るため、県の認定担当者と一緒に県工業試験場の部長さんを訪ねた。

結局は、見れば誰でもマネのできるようなレベルだと認定は下りない。どんな工夫をしているのかがポイントになる。それは現在仕事が来ている理由から探っていくしかない。どこかにその会社では当たり前だと思っている加工技術、作り方のノウハウが隠れている。それが他社ではマネができないだろうというものであれば経営革新の土俵に上れる。あとはストーリーをどうつくるかだ。コストダウンひとつとっても、何か工夫しているはず。単に単価を下げているのであればその会社の未来はない。

う~ん、難しい・・・

なんでこんなに敷居が高いんだろう。他県ではどんどん認定されていると聞く。石川県は意図的に敷居を高くしているような気がする。ある意味それは経営革新計画の認定企業の格を上げるため。敷居は高いがその分認定されると行政のみならず、金融機関、信用保証協会からの評価が高まる。

石川県の認定レベルに合わせた計画づくりをしておくと、他県においても充分通用するものと思われる。そう信じて今日もタネを見つけることから取り組んでいく。

レベルは高いほうがいい


応援クリックお願いします
banner_03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »