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自分の身には何も起こらないと考えている。そんな危機感のない状態からは変革は起こらない

今日は商工会改革プロジェクト会議があった。
10時から始めて17時30分までみっちり議論を重ねた。

昨年末の商工会等事業推進研究会において、研究会メンバーから出された意見をもとに内容を再度検討するのが今回の目的である。
前回の商工会等事業推進研究会で痛切に感じたのは、何だかんだ言っても商工会という組織がなくなることなんてありえない。自分のの身分もどうなるものでもないという、楽観主義というか現実逃避というか、低レベルな考えの職員が多いことだ。

結局、自分の身には劇的な変化は訪れないと考えている。いや、そう考えたいのかもしれない。こんなレベルで、真剣に明日の糧を稼ごうと努力している中小事業者の方々の相談に乗ろうっていうんだから、アテにされないのがよくわかる。もちろん自分への戒めも含めてそう考えている。

商工会の人件費はそのほとんどが国の補助金(今は財源の委譲で県の補助金)で賄われている。支出項目は経営改善普及事業だ。つまり地域の小さな企業の経営支援をするために人件費をいただいて仕事をさせてもらっているわけだ。

それがいつの頃からか、地域の祭りやイベントといったいわゆる地域振興といわれる仕事に追われている経営指導員の多いこと・・・
こんなことだから商工会は祭りやイベントをするところ(もっというと協賛金を集めにくるところ)というイメージがついてしまうんだよね。これじゃ不要論が出てもおかしいことじゃない。

もちろん市町村からの要望でこういったイベントや地域おこしの事業をする代わりに市町村から補助金をいただいているという事実もある。ただ、職員の人件費のほとんどは県からの経営改善普及事業の補助金だということは変わりない。いわゆる地域振興の事業をメインで考えるのであれば、人件費分の県補助金を辞退して市町村からもらえばいい。

たしかに田舎に行けば行くほど事業者からの経営支援に関する要望や期待が少なく、経営支援の仕事がなかなかできない地域もある。極論だが、そんな地域にも経営指導員が必要なのか?ということもある。地域を広域化して経営指導員が2人くらいいれば十分だろう。どうしても人員が必要なら嘱託職員でも充分対応可能だ。

何だかんだ言っても自分の身分は何とかなるだろうという考えの下で、どんなに議論を尽くしても意味がない。せっかく作り上げた改革案は単なるお題目で終わってしまう。議論したことに意義があるという今までのくだらない常識に縛られることなく、改革案を行動に結びつけることが大切だと考える。

書いているうちにちょっと熱くなってしまった。
結構過激な表現もありますね(^^;

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コメント

まったく同感です。

確かに田舎では、新規創業や経営革新に挑戦しようという方も居ないではないですが、非常にまれな存在であり、どうしても地域振興事業がメインになりがちな事情はあります。

ですが、商工会の金看板は「経営改善普及事業」と思うのです。
経営相談に応えられない、もっと言えばあてにされていないという状況こそ問題と思います。

そのために「経営指導員」は本所に集中させ
複数の指導員がチームで経営改善に取り組み、資質向上へも人材を派遣する一方で、田舎の支所へは指導職員のみで対応、
そんな合併後の商工会の姿を思い描いているのですが・・・なかなか賛同者現れませんね(笑)

行政にできない事業をしてこそ存在価値につながるのではないでしょうか。

投稿: G | 2006年1月 6日 (金) 17時24分

私も同じようなイメージを描いています。それをいま石川県全体で実践すべく組織改革を進めています。「県内の商工会はひとつ」という理念です。事業者にとってみたら、地域性なんて関係ありません。インターネットもこれだけ普及し、これからはますますボーダーレス化していきます。
事業者の真のニーズは「事業の成長、発展」のはず。誰も儲からなくてもいいなんて思っていないと思います。事業者の成長のために我々のできることは何かを徹底的に考えて実践していくことしか商工会の存在意義を高める手段はないと思っています。だって、商工会って事業者の集まりですからね。町会の事業とは違うんです。地域振興をやりたければ余裕のある方が集まってNPO組織をつくってやればいいんです。

投稿: GUTS | 2006年1月 7日 (土) 06時45分

>つまり地域の小さな企業の経営支援をするために人件費をいただいて...
●最近は、国の審議会記録も容易にみることができますよね。
私が理解しているのは...

廃業数>開業数⇒これは日本経済を土台から崩す可能性がある⇒中小企業基本法の改正⇒創業、経営革新、新連携など対応策⇒それに対して商工会は必ずしも期待に応えてない......

それはナゼ?・・①競争がないからだ⇒求める仕事をすると挙手したところに補助金(支援法)  ②してもしなくとも評価がないからだ⇒人事評価制度 ③必要な能力に達してないからだ⇒Web研修実施、即戦力スタッフの採用の必要性・・という流れと理解しています。

そして商工会には・・その体制がとれる仕組みをつくりなさい。例えば、一人指導員で資質の向上もできないではないか⇒周辺との連携や合併(その後、お金がないための合併論議も一緒になる)....と...

ですから・・①期待に応える仕事はすると挙手しながら仕事はしないはマズイ...  ②期待に応える仕事をするための組織づくりをしなさいといわれているのに、商工業者の再生の実践がなく、我が身安泰の合併論議だけはマズイ.......ということですよね。

そして、連携事業の幹事としての私は・・①今までのどおりの経改事業をするのも、祭をするのもいいけれど、求められていることはキチンとしましょうよ。 ②今行っている仕事の中に、ボランティアと同じものがあるのではないの? ボランティアは喜ばれるけれど、なくても何とか成ると思うものだよ。本当に必要ならば、給料は出してくれるはずだけれど、全額負担してもらえる仕事なの?....でした。

投稿: | 2006年1月 8日 (日) 01時30分

なるほど・・・
うまくまとめていただいて感謝です。
とにかく商工会には幹になる方針がない。何でもやりますの世界。でも結局何もできていない(成果をあげられない)。というのが実態だと思います。そのほとんどは経営指導員一人に委ねられています。結局は経営指導員次第ということ。一方会員は行政区域によって決められているケースがほとんどで、「こっちの指導を受けたいからここの会員になりたい」ということができない。会員に選択肢はないんですよね。本当はそれどころじゃないのに祭りやイベントに借り出されることも・・・
地域の活性化って一体何なんなんだろう?って考えさせられます。

投稿: GUTS | 2006年1月 9日 (月) 21時22分

Gutさん
もう一つ書かせてください。

>そのほとんどは経営指導員一人に委ねられています...①
>とにかく商工会には幹になる方針がない...②
>競争しない市場を創る...③
>お客様像を明確にして、そのお客様の生活シーンを描くこと...④

どれも、Gutさんの言葉・・商工会も経営ですからあてはまりますよね。
①②は真剣に論議するほど、矢印が内向きになり深刻になります。
原因がわかり犯人さがしができたとしても・・行動がおきるかどうか難しい。

そこで、私の場合は、これを組織外に向けたいと思いました。
ホラッ!...成長企業や戦争(ゴメンナサイ)は、競争相手や敵が外にいる・・あのやり方です。

佐渡島全体から組織と自分達をみたんです。
そうすると・・島民所得の75%をうみだしている商工業・・それが過疎高齢化でズタズタになろうとしている。産業再生は佐渡島の大きな課題...
ここに指導部門が登場できると思ったんです。
④も自然とメニューは決まります。

③についても・・競争相手はいませんよね。何よりも①の対策となる。
だって、一人年間40時間以上も経営の研修しているんですから...
私達は圧倒的に企業を決算書の段階からみているのに・・施策をつくる人達や多くの提言は実態はわからないんでしているんですから...

こうして・・指導員グループで新聞連載や産業実態の広報を議会毎に議員さんに配布し・・とうとう、市長に連携組織のシンクタンク機能をもっと活用...云々..というところまできました。

ただ、いつも一寸先は闇...
その中で・・あのカリスマ指導員の湯沢氏がいうように・・可能性の扉だけは閉まるのを遅めようとモガイテイルいるだけなんですが....

私は、Gutさんの言葉を・・いつも㈱佐渡島商工会?にどう生かすか考えて読んでいますよ。

投稿: | 2006年1月11日 (水) 00時41分

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