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想いをカタチに

050325_1 14日の日経新聞の一面広告。

「失敗。」

という大きな見出し。そして、

「どこのどなたかわかりませんが、この広告の長い文章を読んでみようと思った方に、まずは初めのお礼を申し上げます。ありがとうございます。」

と始まるこの広告はクラレが出したもの。ランドセルで有名な「クラリーノ」を世に出した会社である。
その創業者とクラリーノ誕生の物語が広告として掲載されている。ここで詳しく紹介することは避けるが、このように会社の生い立ちや製品開発の苦労話などを活字にしてプロモーションに活用するのは良い方法だと思う。NHKのプロジェクトXのノリですね。また、アフガニスタンなどにランドセルや学用品を贈るランドセルは海を越えてキャンペーンというイベントも展開している。
この記事を読んだ方はたぶんクラレやクラリーノに対する考え方が変わるのではなか。それほど私にはインパクトのある記事であった。

話は変わるが、先日から住宅会社を創業したいという3名(内女性1名)の若者のビジネスプランづくりのお手伝いをしている。この3名はそれぞれ同じ住宅会社での勤務経験があり、志が一緒ということから皆で会社を設立したいという。それではと、ビジネスプランの作成について説明しフォームを渡した。

しかし・・・

「営業成績はトップクラス」「年間○○棟の受注を獲得したことがある」「今までのお客様の紹介で年間○棟は確実」等々

書いてきたビジネスプランは自分に都合のいいことばかり。はっきり言って目が点になってしまった。住宅はお客様(家族)が使うものだ。だからお客様(家族)の視点なくして選んでもらえる住宅会社になることは不可能に近い。さらに、

「厳選された材料を使うから安心」「低価格でのご提供」

このトレードオフの関係にある2つの事柄をどうやって実現するつもりなのだろうか。このことに関しての記述も無い。

昨日は3人に集まってもらい、会館の一部屋を提供してビジネスプランを練り直してもらった。私はちょくちょく顔を出して進捗状況の確認や質問に答えるといった後方支援に徹した。

自分の想いをカタチ(活字)にする作業は思った以上に大変な作業になる。先のクラレの広告ように、その人や会社、商品に込めた想いを上手にプロモーションできたときに、人を動かす(購買活動)力になると思う。

何はともあれ、3名のやる気のある若者のビジネスの立ち上げに関われることに感謝したい。

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コメント

インパクトありましたね、あの広告。

私もついつい読みふけってしまいましたが、
ストーリーが有って、幾多の苦難との格闘の末、それを乗り越えていく過程に「感動」を覚える点は、正に紙面版「プロジェクトX」でした。

それを失敗というには、まだ道半ばという事でしょうか?ずい分勇気付けられました。

よく出来た「広告」ですが、単に「広告」として
片付けるには惜しい・・・と感じました。

投稿: 事務屋 | 2005年12月16日 (金) 11時14分

GUTSさん、お久しぶりです。
ビジネスプランを作成しておられる部分に共感します。誰もが自分がかわいい。お客様の視点に立ってと言いながらも、書いてあるような傾向になってしまいますね。
これからも宜しくお願いします。

投稿: 朴寅鎬 | 2005年12月16日 (金) 17時35分

事務屋さん

たしかに単に広告として片付けるにはちょっと惜しいような気がしますね。どんな企業であっても必ず物語があるはず。このあたりをうまくコーディネートしていきたいですね。

────

朴寅鎬さん

ご無沙汰しております。
「お客様の視点」は考えているようで考えていないものなのかもしれません。
このあたりを再考して本文で書いてみたいと思います。

投稿: GUTS | 2005年12月17日 (土) 06時59分

TBありがとうございます
印象に残る広告で、また大原さんの
生きざまもダイナミックでおもしろかったです。

投稿: ガッツ | 2005年12月21日 (水) 01時05分

ガッツさん、コメントありがとうございます。
ほんとダイナミックで印象に残りました。

投稿: GUTS | 2005年12月22日 (木) 09時18分

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