理屈じゃない
従業員が定着しないと嘆いている菓子製造業のY社長。
「なんで、できないんや」
「もっと考えて仕事せーよ」
なかなか戦力にならない従業員を叱り飛ばしています。Y社長も焦っていたんでしょうね。会社のマネジメントは当然ながら、公職も増え、家庭においてもまだ子供が小さいため何かと気の休まらない日々が続いているのが原因のようです。
従業員に対しては、ただ単に仕事さえこなしてくれればいいという考えで、あれしてくれこれしてくれと要求ばかり言っていました。
雇っているんだから当たり前・・・
こんな気持ちで接していたとこにY社長も気がつきました。人間はロボットじゃありません。感情を持っています。そして人間は理屈じゃなくて感情で動きます。
好きか嫌いか
やりたいかやりたくないか
瞬間的にこのように判断しているんですね。たしかに、仕事がきつかったこともあるでしょう。しかし、辞めた方々ははっきり言って、「こんな社長の下では働けない」という感情を抱いたんだと思います。
雇う側と雇われる側。立場が違いますが、お客様によりおいしいお菓子を食べていただいて幸せな気持ちになってほしいという共通の想いの下で仕事をしている仲間なんです。
従業員を尊重するという姿勢が必要です。従業員も認めてほしいんです。そりゃあ社長と同じ仕事ができるはずがありません。要求することの半分ができれば上等じゃないですか。
「よくやったね」
「だんだん上手になってきたね」
こんな言葉をかけてあげるだけでやる気がでます。生産性向上のカギはそこで働く人が握っています。だからやる気がでるようにマネジメントしていくことが必要です。
マネジメントというと管理するようなイメージを持つかもしれませんが、決して管理するということではありません。マネジメントとは目的が達成できるようにすべてを動かすことです。そしてマネジメントすべきはほとんどの場合「ひと」に関することです。
やっぱり企業は人なりですね。
昨日はボジョレ・ヌーボーの解禁日。何でも今年はボジョレ地方の気候が良くて最高の出来なんだとか。私はワインをたしなむ習慣はないのですが、毎年この時期になるとワインを飲んでみたくなりますね。ボジョレ・ヌーボー入りの温泉を楽しめるところもあるとか。皮膚からワインが吸収されて酔っぱらったりしないんでしょうか 。
ブログランキングに参加しています。1日1クリックしていただけるとうれしいです。
↓ ↓ ↓ ↓
クリックありがとうございます
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント