やる気ってなんだ
やる気って何でしょう?
社長が、従業員に「やる気を出して!」と激を飛ばす場面に出くわすことがあります。でも言ってる本人がやる気の意味をちゃんと理解していない。これでは、従業員の心に響かないですよね。
やる気とは、積極的に行動しようという意欲(心の動き)と定義できます。ここでいう「行動」とは「自発的行動」を指しています。わかりやすく言うとやる気とは、「積極的に自ら行動を起こそうという心の動き」だといえます。こうやって理解すると、次に自発的行動を促すためにはコーチングが必要だろうといった対策ができます。
そして、自発的行動を促すためには行動に結びつくようなわかりやすい言葉で伝えることが大切な要素になります。このブログでも何度か登場していますね。
顧客満足、戦略的、効率的・・・・・・
経営のいろんな場面で良く使われる言葉ですが、ちゃんと定義(わかりやすい言葉で表現)されていますか?
「おいおい、なんか難しそうなことを言ってるよ」
と思われるかもしれませんが、言葉の定義はけっこう重要なんですよ。どうしてかというと、言葉を定義しないで使っていても具体的な行動には移せないからです。
「戦略的に考えて、効率的に物事を進めるんだ」
この言葉だけで、明日から従業員が具体的に行動できますか?まずできないでしょう。行動を起こすためには、
「○○を何回やる」
「○○を10%削減する」
「毎日取引先に行ったら○○をする」
といったように具体的に表現しなくてはいけません。戦略的に考えるとはどういうことなのか、効率的とはどういうことなのかということを定義しておかないと、なるほど具体的にこういう行動をとることなんだと理解できないのです。
書物やセミナーで、読んだり聞いたりした内容を自分なりに解釈して理解すること、そして従業員に自分の言葉で伝えられること、できれば聞いた人がそれを理解できるように表現できれば二重丸。ちゃんと理解できたかどうかを確認することも忘れずに。
昨日の午前中、息子の野球チームの先輩が出場している中学校の野球の試合を観戦してきましたがそこで珍プレーが起きました。ランナーで出ていた選手がコンタクトレンズを落としてしまって、試合を一時中断し皆で探していました。コンタクトレンズは無事見つかりましたが、緊迫した試合の中でのほのぼのとした光景に思わずカシャ。
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コメント
gutsさん ガッツです。
以前、指示が「いいか、やるっきゃないんだよ、わかったか!」の上司がいて、何をしていいか分かりませんでした。上司はその上の上司の指示内容がよく理解できていなかった様ですが。本当に自分の言葉で明快に伝えないと仕事は動きませんね。
投稿: ガッツ | 2005年11月14日 (月) 00時23分
ほんとに、「とにかくやればいいんだよ」っていう上司って多いですよね。私が以前勤めていた会社の上司も同じでした。成果がでなければ「何やってんだ」となる。これじゃあ部下はやる気を失いますね。
投稿: いいやま | 2005年11月14日 (月) 05時49分