裁判所から届きました
「裁判所からこんなものが届いたんですが、どうしたらいいんでしょうか」
こう言いながらT鉄工の奥さんが事務所に駆け込んできた。
─ まぁ、落ち着いて下さい奥さん。どうされたんですか?
「裁判所から請求書が届いたんです。取引先が民事再生法の申請をしたんです。そしてウチの会社に対する売掛金を支払えと言ってきてるんですよ。でもウチも実はこの取引先に売掛金を抱えているんで相殺したいんですけど…、こんなことはできるんですか?」
─ そうですねぇ…。この請求書は管財人の弁護士がその取引先の債権、つまり売掛金をとにかく回収しようとしているんです。そして回収したお金を今度は債務の支払いに当てていくんですが、民事再生法の申請をしているわけですから、当然すべての支払ができるわけではありません。ここまではいいですか?
「ええ、わかります」
─ ということは、言葉は悪いですが回収できるものは回収して、あとは支払える分だけ支払おうということです。極端に言うと管財人である弁護士の報酬も含まれてますからね。弁護士は先に自分の取り分を取ってから残りを分配しますので、この請求書どおりに支払うと奥さんが損をすることになりかねません。
「では、どうしたらいいのでしょう」
─ 民事再生法の申請がなされているので直接その取引先に連絡を取るわけにはいきませんから、管財人である弁護士と話し合いするしかなさそうです。
「そうですか。わかりました。連絡をとってみます」
─ がんばって下さいね。
「はい、ありがとうございます」
突然、裁判所から請求書が届くとほとんどの方はビックリしてしまってすぐ支払ってしまうことがある。しかし今回のように取引先の倒産による債権(売掛金)の回収の場合は、一度管財人である弁護士によく事情を聞くことをお勧めする。その際相手は自分の都合しか考えていないので、こちらの事情もしっかりと伝えることも忘れずに。
昨日帰宅したらテーブルの上にミスドの箱が置いてありました。甘い物好きな私は早速いただくことに。時計の針は21時を回っています。「こんな時間にこんなものを食べてはいけない。だめだ。明日にしよう」と思いながらも小腹が空いていた私は我慢できずに2つも食べてしまいました。お腹は満たしても心に後悔の念が・・・。
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