どこの何?
機械部品の加工業を営むS氏は、父親が創業者で現在2代目としてがんばっている若き経営者の方です。
しかし・・・
「この部品ははどんな製品のものなんですか?」
「コンベアですよ」
「コンベアのどの部分なんですか?」
「う~ん、よくわからないんです。とにかく来た図面どおりに仕上げてるんですが…」
「では、どんなところにポイントに置いて加工しているんですか?」
「とにかく図面どおりに…」
下請けの製造業では、自分のつくっている製品(部品)がどんな製品のどんな部分に使われているのかを知らないということはよくあることです。まぁこの道20年、30年という職人上がりの社長であれば仕方がないでしょう。しかしこれから会社を担っていく若い経営者がこれでは・・・。
確かに図面どおりにつくればいいのはわかります。しかしその部品が最終製品のどの部分で、どんな動きをしているものなのかを知らないと、どこの部分は精度が必要で、どの部分はさほど精度が求められていないということがわからないですよね。
これがわからないと、とにかく図面に忠実につくるという非効率な仕事をすることになります。求められていない部分に余計な労力と時間つまりお金をかけているんです。これでは儲けられないですね。
もうひとつ言うなら、取引先から1週間後の納期の指定があったとすると、1週間かけてその仕事をしていることがあります。納期の意味を勘違いしていますよね。納期は相手が指定するものだと思い込んでいる。1週間と言われれば1週間、3日間と言われれば3日間・・・。
違いますよね。この加工(製品)であればこれくらいの時間でできるというのが納期です。だから取引企業から1週間という期間をもらったのであれば5日で終わるように工夫する。そして空いた時間は他の仕事を入れる。これが利益を生み出します。取引先には指定された日に納めればいいんですから・・・。
昨日ちょっと飲みながら仕事をしていたら見事に寝てしまっていました(^^;
いかん、いかん。でも眠い・・・。
やりたいことがたくさんあって少しずつかじっては中途半端な状態になっています。ちゃんと優先順位を考えないといけませんね。
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