少人数私募債(1)
先日せっかくセミナーに出席して勉強してきたんで、自分の知識の整理も兼ねて、今話題になっている少人数私募債について解説してみたいと思います。
少人数私募債をごくごく簡単に説明すると、
株式会社(新会社法施行後は現在の有限会社も対象)が
1億円まで
資金調達できる仕組みのことです。
ってこれだけじゃわからないですよね(^^;
では具体的にどうやって1億円を調達するのかと言いますと、
50人未満の
縁故者に限定して
社債(債券)を発行し
この社債を購入してもらう
ことで資金を調達します。
社債を発行するわけですから、一口あたりの発行価格を決めなくてはいけません。ここで気をつけなくてはいけないのが、発行総数が50口未満でなければならないということです。ですから一口あたりの発行価格は、発行総額を50で割った額を上回ることが必要になります。
例えば、5,000万円調達しようとする場合、
一口あたりの発行価格 = 5,000万円 ÷ 50口
となり、一口あたりの発行価格は100万円を上回る価格に設定すればよいということになります。
もうひとつのポイントは、購入者の募集は縁故者に限り、しかも直接募集することが必要になることです。
社債を購入する縁故者は、役員の家族、社員、社員の家族、取引先など、企業に関与する方々に限定されます。なので企業=経営者の信頼がすべてです。
したがって、ビジネスプランや経営計画など企業の将来のシナリオを描いて、社債購入者に説明できなくてはいけません。社債を購入してもらうということは、企業の将来に投資してもらうということです。ですから経営者は明確なビジョンを持つことが必要になってきます。
ビジョンのない企業=経営者には誰も投資してくれないことは明白でしょう。規模の大小問わず、これからの経営者は明確なビジョンを持って下さいね。
先月の健康診断の結果所見が入っていた項目があったんで大学病院で診てもらいましたが、特に異常はないとのこと。よかったぁ~(^^)
でも病院ってほんとよく待たせますよね。結局すべて終了するのに5時間くらいかかってしまいました。病院の1階にある吹き抜けのスペースにクリスマスツリーが飾られてあり、親子連れがツリーの前で写真を撮っていました。その微笑ましい光景に、待たされているイライラを少し忘れシャッターをきりました。
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