ファイヤーッ!
「○○銀行の担当者がしつこいくらいに来てるんですよ」
と木材加工業S社のS社長。○○銀行とは都市銀行のことです。思いもよらないところからのコンタクトに少々困惑気味ながらまんざらでもない様子。
「なんとか私共と取引していただけないでしょうか。(金利)3%ではいかがですか?」
と具体的に金利の提示まで出てきている。もちろんプロパ融資の金利です。県や市の制度融資、または国の制度融資(国金、中小公庫など)だと現在1%後半なので、非常に優遇された金利設定だと感じました。
地方銀行や信用金庫など地域の金融機関の場合、中小企業へのプロパ融資となると4%くらいは当たり前。高ければ6%くらいまで上昇する。これはすべてスコアリングで判断されるんですね。これではただでさえ収益性が落ち込んでいるところにもってきて、さらに収益性を悪化させることになってしまいますので借りたいとは思わないですよね。
ですから、大抵の金融機関は低利の制度融資で借入実績をつくって、その後プロパ融資も交えて自行の収益性の確保を図ろうとしています。きっかけは制度融資という場合が多いですね。
しかし、今回都市銀行は最初からプロパ資金での取引を持ちかけてきています。これは都市銀行と付き合うという、ある意味ステータスにお金(金利)を払いませんか?ということだと解釈しました。
当然S社も今後大手との取引を増やしていくようになれば、都市銀行の口座を持っていたほうが都合のいいこともあるでしょう。なぜ都市銀行がこんな好条件で取引を持ちかけてくるのか・・・。
当然企業の財務内容がいいからに決まってます。S社は3期連続黒字、売上高は過去10数年前年を下回ったことがない、債務超過も今期で解消と良いこと尽くめ。しかもこの増収増益基調は今後も続くとなれば金融機関は放っておきませんよね。
S社は更なる改善で収益の拡大を図るべく精進しています。私もずっと関与させていただいていますので、私自身も成長させていただいたと感謝しています。
今日親しいコンサルタントの方と話をしていたのですが、ふとした話から「前々から思っていたけど飯山さんは情熱溢れるって感じだよねぇ。ファイヤーッ!て感じ」って言われました。この企業、経営者(後継者)を何とかしたいという一心で情熱を傾けることしか取り柄がないのですが、改めて言われるとある意味私のセルフイメージは「ファイヤーマン」なのかなと。ファイヤーマン飯山は今日もがんばります!
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