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制度融資の資金使途

国や都道府県が中小企業(主に小規模企業)に提供している制度融資だが、意外と使途が限定されていることを知らない人が多い。

個人で鉄工業を営んでいるT氏。年齢は私と同年代だろうか。運転資金が必要になったので制度融資を利用したいという相談を受けた。

「いろいろな支払いに500万円ほどあればなんとかなるのですが・・・」
運転資金みたいだな。いろいろな支払いってなんだ?と思いながら、とりあえず昨年、一昨年の確定申告書の控えと決算書を見せていただいた。仕入れが発生していない。工賃仕事のようだ。しかも一人で仕事をしているため、受注量も限られているのか売上も1千万円に届いておらず、外注費も少ない。

この決算内容で運転資金500万円???

「どんなもんでしょう。500万円が無理ならもうちょっと少なくてもいいんですが・・・」
─ 制度融資が事業資金にしか使えないことはご存知でしたか?
「はぁ。なるほど」
─ 申し訳ありませんが、この決算書を拝見する限り500万円の資金使途が良くわからないのですが・・・。
「・・・。実は、離婚しまして、養育費やら肩代わりした住宅ローンの返済があるんです」

今回のケースに限らず、息子や娘の結婚資金など、事業に関係ない資金を制度融資を利用して調達しようとする方がいる。まぁ悪意はないと思うのだが。
たしかに国民生活金融公庫(国金)などの政府系金融機関や都道府県の制度融資は、固定でしかも低金利、そして長期間の返済ができるので魅力的だ。しかし事業者向けの金融制度なので、当然事業資金にしか使えない

まぁ、事業資金以外の使途でも借りられる方法はないわけでもないのだが・・・。

Mil46044s 今日、事業者の方に付き合ってくれと頼まれ、国民生活金融公庫の支店へ融資相談に出かけました。私は事業者の方と国金の担当者とのやり取りをジッと聞いていましたが、事業者の方が帰った後に「正直なところ今後どうなんでしょうか?」と尋ねてきたので、「私に聞けば良くなりますとしか答えられませんよ」と笑って答えておきました。頼むからがんばってくれ~っ!

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